【株式市場】日経平均は374円安、米半導体株指数の下げなど影響、鉄鋼や不動産は堅調

東京証券取引所

◆日経平均は3万2521円88銭(374円15銭安)、TOPIXは2263.34ポイント(15.63ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億7927万株

 7月20日(木)前場の東京株式市場は、NY株が全般続伸した中で半導体株指数は反落したことなどを受けて半導体関連株が反落模様となり、業種別では精密機器、電気機器などが値下がり。自動車株も朝高の後軟調な相場となった。一方、JFEホールディングス<5411>(東証プライム)は約2週間ぶりに高値を更新し、日本紙<3863>(東証プライム)は約1週間ぶりに1200円台を回復など、低PBR株株物色が再燃、住友不<8830>(東証プライム)などの不動産株も堅調で、日本の金利上昇懸念の後退も買い要因の模様。日経平均は92円安で始まり、値がさ半導体株の影響が大きいためか次第安となり、前引け間際に391円27銭安(3万2504円76銭)まで下押し、反落模様となった。

 クリエイト・レストランツHD<3387>(東証プライム)が活況高となり第1四半期の「実質営業利益」3倍など好感。ブロンコビリー<3091>(東証プライム)は第2四半期決算など好感されて続伸一段高となり高値を更新。プラネット<2391>(東証スタンダード)は買い気配からストップ高で始まり売買交錯だが急伸商状、日用品メーカーと卸10社が年内に共同の物流システム基盤の運用を始めると伝えられた報道で実証実験に参加したとあり注目集中。アドテック プラズマ テクノロジー<6668>(東証スタンダード)は証券会社による目標株価2400円(400円引き上げ)など材料視され大幅高。ARアドバンストテクノロジ<5578>(東グロース)は14日発表の四半期決算が連日好感され出直り継続。

 東証プライム市場の出来高概算は5億7927万株、売買代金は1兆5719億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は538銘柄、値下がり銘柄数は1213銘柄。

 東証33業種別指数は8業種が値上がりし、鉄鋼、不動産、空運、パルプ紙、電力ガス、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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