リョービが一段高、業績・配当予想を増額修正、「ギガキャスト」相場に弾み

■今後の受注状況などに基づき通期営業利益は予想を40%上回る見込みに

 リョービ<5851>(東証プライム)は7月20日、13時に業績・配当予想の増額修正を発表し、直後から一段高となって6%高の2549円(154円高)まで上げ、2019年以来の高値を連日更新している。今期・2023年12月期の連結営業利益は従来予想を40.0%上回る105億円の見込み(前期比50.7%増)に引き上げた。このところの株価は、電気自動車などの構造部材を一体成型する「ギガキャスト」への期待などからジリ高傾向となっている。

 第2四半期まででエネルギーコスト上昇分の一部回収が進んだことに加え、為替の円安、電気・ガス価格激変緩和対策等の寄与があり、通期では、今後の受注状況から、売上高、各利益とも前回予想を上回る見込みになった。増額修正後の通期予想1株利益は259円51銭。

 また、配当予想は、中間・期末とも各々1株につき35円(従来予想比5円増)の予定とし、年間では70円(前期比25円の増配)の予定とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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