INPEXは5日続伸、中国の内需拡大方針を受け原油市況の一段高に期待強まる

材料でみる株価

■PBRも割安、2010年1月以来の高値に進む

 INPEX<1605>(東証プライム)は7月25日、5日続伸基調で始まった後も一段ジリ高となり、午前10時30分にかけて4%高の1858.5円(69.5円高)まで上げて株式分割を調整後の2010年1月以来の高値に進んでいる。NY原油をはじめとする原油相場がサウジの減産などを受けて上昇傾向を続けている上、25日は「中国共産党、内需拡大に力を入れる方針、経済運営に危機感示す」(NHKニュースWEB7月25日5時39分)などと中国の景気対策が伝えられ、中国経済の復活による石油消費の回復と市況の一段高に期待が出ている。また、株価はPBR(株価純資産倍率)0.6倍台のため割安感が強い。

 中国景気の回復と石油需要については、自動車の電動化が進んでいるため、景気が回復しても、かつて「石油ガブ飲み」と言われた状況には至らないとの見方が多い。しかし、現在の原油市況にとっては少なからず影響力のある相場材料になると見られている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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