トライアイズグループの濱野皮革工藝が『りんごレザー』を開発したSORENAと業務連携

■“次世代へ繋ぐ”サステナブルな新素材を使った挑戦

 SDGs、そしてフードロス貢献に向け、トライアイズ<4840>(東証グロース)グループの濱野皮革工藝は25日、SORENA開発の『りんごレザー』を使用した商品をリリースすると発表。濱野皮革工藝の工場と同じ長野県で育ったりんごの残滓(ざんし)を活かした『りんごレザー』は、ほかの合成皮革と一線を画す格別のサステナブル素材である。

■濱野皮革工藝のSDGsへの取り組み

 SDGsに向けた意識がますます高まるなか、皮革製品を扱う濱野皮革工藝もまた、持続可能な目標達成を見据え動き出した。濱野皮革工藝を含め、衣類や食品を扱うメーカーやチェーン、小売店など、生産の一角を担う企業においては、目標の12番目である「つくる責任つかう責任」が求められている。「つくる責任、つかう責任」は11のターゲットに分かれており、その中で濱野皮革工藝が注目しているのが12-3にあたるフードロスの削減である。12-3では、2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料廃棄を半減させる目標を打ち出している。

 食べられるのに捨てられてしまった食品は、2020年の日本国内において年間522万トンにものぼる。フードロスに陥ってしまう理由は、期限切れや規格変更に伴ってやむなく廃棄せざるを得なかったものをはじめさまざま。対して、現在世界では何億人もの人が飢えに苦しんでいる。「UNEP Food Waste Index Report 2021」における、日本の家庭内で出る食品ロス量は世界第14位である。食品ロス量は年々減少しているものの、決して良い数字とはいえない。発展途上国を支援する日本の一企業として、フードロスを見過ごせない目標と定めるに至った。

■フードロスとCO2軽減につながる、植物由来のヴィーガンレザー

 皮革を扱う企業と食品およびフードロスはなんら関係がないように思えるが、近年では非動物性の合成皮革のうち「植物由来のヴィーガンレザー」が注目されつつある。エコレザーとも呼ばれるヴィーガンレザーとは、傷んでしまって市場に出ることができなくなった野菜や果物のほか、食べることのできない皮や芯の部分から作った革のことである。『りんごレザー』は、製造過程で使用する石油資源を控えて作っており、加工段階で出る化学物質やCO2を軽減している。

■軽くて、しっとりなめらかな『りんごレザー』

 環境にやさしい『りんごレザー』は、人にもやさしい素材である。製造過程においてアップルパイじみた香りがするということもあり、触れてみると“りんご”のようにしっとりとなめらか。『りんごレザー』は、環境や人に配慮しながらも、抜群の機能性が魅力である。汚れに強いだけではなく、軽量でとても扱いやすい素材である。植物由来であるにもかかわらず、今までの合成皮革に劣らず高品質であることも魅力である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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