【狙い場・買い場】東洋電機製造は2018年に創業100年の交通事業の老舗、今期2ケタの増収増益

狙い場・買い場

東洋電機製造<6505>(東1)は、ミニゴールデンクロスを示現。今期2ケタ増益予想の好業績銘柄として注目したい。

同社は、1918年、鉄道車両用電機品の国産化の使命を帯びて設立。交通事業・産業事業・情報機器事業の3分野で事業を展開している。2018年の創業100周年のその先を見据えて、17年5月期売上高500億円、営業利益30億円、経常利益32億、純利益19億円目標の中期経営計画「NEXT100~100年のその先へ」を推進している。国内では好調な企業収益を背景に設備投資の回復が見込まれ、海外では米国での回復基調の持続や中国およびASEAN諸国でのインフラ関連投資の拡大などが見込まれており、交通事業、産業事業、情報機器事業いずれも堅調に推移する見通し。

今2016年5月期第2四半期業績予想は、売上高180億円(前年同期比5.6%減)、営業利益3億円の黒字(同48.7%減)、経常利益3億5000万円(同59.9%減)、純利益2億円(同61.2%減)を見込んでいる。

通期業績予想は、売上高440億円(前期比11.1%増)、営業利益21億円(同31.6%増)、経常利益22億円(同7.0%増)、純利益14億円(同25.5%)を見込んでいる。年間配当は期末一括6円継続を予定している。

株価は、5月20日につけた年初来の高値517円から8月25日に年初来の安値346円と調整を挟んで上昇。中国株式市場が落ち着きを取り戻し、中国経済の先行き不透明感がやや後退しており、電車のプロパルジョンシステム(駆動システム)、補助電源装置、戸閉装置などの鉄道車両用電機品や鉄道用電力貯蔵装置などが、中国高速鉄道の総延長によって拡大する見通しが見直されそうだ。PBR0.82倍と割り負けしており、水準訂正が続くと予想する。(N)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る