アサヒグループHDが堅調、業績快調でも「外食から撤退」と伝えられ効率化への姿勢を評価

材料でみる株価

■営業利益など連続最高の見込み、当期利益は2期ぶり最高の見込み

 アサヒグループHD(アサヒグループホールディングス)<2502>(東証プライム)は7月31日、反発して始まった後もジリ高基調となり、午前10時にかけて2%高の5717円(103円高)まで上げて再び出直っている。外食事業について、「アサヒ、外食から撤退、老舗料亭『なだ万』売却へ」(日本経済新聞7月29日付朝刊)などと伝えられ、材料視されている。今期最高益の見込みという好業績でも経営効率化を進める施政などが評価されているようだ。

 「中間持ち株会社のアサヒグループジャパンが傘下の外食事業を売却する。対象は、なだ万の国内外にある77店舗と、アサヒフードクリエイトが運営するビール園や直営店「スーパードライ」など全国34店舗」(同)と伝えられた。アサヒグループHDは今期・2023年12月期の連結業績予想(IFRS、5月12日発表)を営業利益、経常利益は連続で、親会社の所有者に帰属する当期利益は2期ぶりに最高を更新する見込みの数字を開示している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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