JR西日本は続伸スタート、第1四半期の売上高24%増などに注目集まり1か月ぶりに5900円台を回復

■「インバウンド収入は想定を上回る状況」で営業利益は2.7倍

 JR西日本(西日本旅客鉄道)<9021>(東証プライム)は8月2日、続伸基調で始まり、取引開始後は5972円(73円高)まで上げて7月7日以来、約1か月ぶりに5900円台を回復している。1日の15時に発表した第1四半期連結決算(2023年4~6月)が前年同期比で売上高24%増加、営業利益2.7倍などと大幅に伸び、注目が強まった。「インバウンド収入は想定を上回る状況。主力の新幹線はお盆を機に年度末にかけてさらにご利用が増える想定」(決算説明資料)と、さらなる増収増益をうかがわせた。

 運輸収入は、「需要回復や増収施策等の効果もあり、コロナ前の88.5%(2019年比)、92.4%(2018年比)まで回復」(同)した。通期の連結業績予想は、お盆以降の回復状況を注視する必要があることから、通期業績予想・配当予想は据え置く」(同)としたが、「インバウンド需要が想定を上回る状況とするため、9月以降も好調が続く期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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