【株式市場】日経平均は548円安、引き続き米国債の格下げによる米金利上昇など警戒し2日続けて大幅安

◆日経平均は3万2159円28銭(548円41銭安)、TOPIXは2268.35ポイント(33.41ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は17億9463万株

 8月3日(木)後場の東京株式市場は、正午に四半期決算と業績予想の増額修正や自社株買いを発表した日本郵船<9101>(東証プライム)が一段高で始まり、13時過ぎに四半期決算を発表した日清食品HD<2897>(東証プライム)も一段高など、全体相場が冴えないため投資の基本に立ち返り好業績、株主還元の銘柄を選別買いする様子がうかがえ、前場、買い気配のままストップ高に達したサンリオ<8136>(東証プライム)は大引けまで気配値のままストップ高を継続。東武鉄道<9001>(東証プライム)、京王電鉄<9008>(東証プライム)は前場の上げ幅を保って推移した。ただ、米格付機関による米国債の格付変更を受けて米金利上昇懸念は強く、日経平均は13時頃に下げ幅を300円まで縮めたものの再び沈降し、大引けにかけて565円44銭安(3万2142円25銭)まで下げ、大引けは2日続けて大幅安となった。

 後場は、キュービーネットホールディングス<6571>(東証プライム)が一段と強含み7月の月次好調と猛暑による散髪増加観測など材料視。湖池屋<2226>(東証スタンダード)は13時過ぎに発表した四半期決算を受けて急伸しストップ高。ジーエヌアイグループ<2160>(東証グロース)は3時過ぎに業績予想の増額を発表し急動意。リニューアブル・ジャパン<9522>(東証グロース)は月次の「発電事業収入速報値」に期待強いとされ一段ジリ高。

 東証プライム市場の出来高概算は17億9463万株(前引けは8億8075万株)、売買代金は4兆3391億円(同2兆1210億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は158(前引けは190)銘柄、値下がり銘柄数は1666(同1604)銘柄。

 東証33業種別指数は2業種の値上がりにとどまり、海運、パルプ紙、が上げた。前引けは海運、精密機器の2業種が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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