日本電波工は営業利益58%減だが一気に上値追う、受注1~3月をボトムに増加
- 2023/8/8 09:45
- 業績でみる株価
■第1四半期は車載向けで在庫調整の影響など受ける
日本電波工業<6779>(東証プライム)は8月8日、1%安(16円安の1196円)で始まった後一気に上値を追い、午前9時30分にかけては9%高の1320円(108円高)まで上げて約5週間ぶりに1300円台を回復し、大きく出直っている。7日の15時に発表した第1四半期連結決算(2023年4~6月、IFRS)は営業利益が前年同期比58%減となり、税引前利益は同86%減だったが、「受注金額は(中略)1~3月をボトムに増加に転じており、2023年5月11日に公表した連結業績予想から変更はありません」(決算短信)などとしたことが買い材料になっているようだ。
発表では、売上高の半分以上を占める車載向けで海外取引先の在庫調整継続などにより当第1四半期まで減少が続いた。移動体通信、産業機器、民生向けの各売上高も同様に当第1四半期まで減少が継続した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)