【株式市場】日経平均は103円高、引き続き好業績株など選別買い

◆日経平均は3万2358円10銭(103円54銭高)、TOPIXは2290.94ポイント(7.01ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億4320万株

 8月8日(火)前場の東京株式市場は、トヨタ<7203>(東証プライム)や東京エレク<8035>(東証プライム)などがNYダウ407ドル高を受けて堅調に始まったものの、中盤から息切れ気味となり、一方では7日に四半期決算を発表したイトーキ<7972>(東証プライム)やブラザー<6448>(東証プライム)が活況高など、引き続き好業績株を選別買いする相場となった。前週発表の三菱重工<7011>(東証プライム)や川崎汽船<9107>(東証プライム)なども高い。日経平均は176円高で始まり、午前10時過ぎに 285円321銭高(3万2539円88銭)まで上げ、11時には15円97銭安まで値を消したが前引けは堅調さを保った。

 日本電波工業<6779>(東証プライム)が活況高となり、営業利益58%減だったが受注が上向いているとの短信での開示など好感の様子。ジェイ・エスコムホールディングス<3779>(東証スタンダード)は2日連続急伸し四半期決算の売上高大幅増を評価し直すとされ7月下旬の急伸に続き第2幕の見方。荒手の買い主体参入の観測も。ブロードエンタープライズ<4415>(東証グロース)も再評価第2幕とされ再び急伸。日本ドライケミカル<1909>(東証スタンダード)は自社株買いも発表したことなどで一時ストップ高。ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング<7774>(東証グロース)は黒字化など好感され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は7億4320万株、売買代金は1兆9566億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1020銘柄、値下がり銘柄数は750銘柄。

 東証33業種別指数は24業種が値上がりし、電力ガス、海運、食料品、不動産、ゴム製品、機械、陸運、倉庫運輸、卸売り、小売り、空運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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