【株式市場】日経平均は122円高、後場は小動きだが終始堅調で3日続伸、好業績株など高い

◆日経平均は3万2377円29銭(122円73銭高)、TOPIXは2291.73ポイント(7.80ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は14億4563万株

 8月8日(火)後場の東京株式市場は、円安基調を映してキヤノン<7751>(東証プライム)が一段強含み、百貨店株も三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)が一段高で始まり強さがみられ、雪印メグミルク<2270>(東証プライム)は高値引けなど食品株も総じて堅調となった。不動産株やJR株の中にも一段強含む銘柄があり、自動車、大手商社、海運、電力株もしっかり。日経平均は80円高から215円高のゾーンで終始堅調に推移し、大引けは3日続伸となった。

 東京電力HD<9501>(東証プライム)などの電力株が14時頃から一段強い値動きを見せ原発処理水の放出時期を巡る進展に期待の見方。プロパティエージェント<3464>(東証プライム)は四半期決算が好感されて朝から買い気配のままストップ高で推移し14時10分に値がつき大商い。日本山村硝子<5210>(東証スタンダード)は四半期決算と業績予想の増額が好感され朝から大引けまで買い気配のままストップ高。同じくデータ・アプリケーション<3848>(東証スタンダード)も買い気配のままストップ高。ロックペイント<4621>(東証スタンダード)は公開買付に関する発表を受けて14時頃から急伸しストップ高。シンメンテシンメンテホールディングス<6086>(東証グロース)はPER16倍の値段前後で下値が堅いとされ業務用エアコン洗浄ロボット事業の譲渡など材料視され出直り幅を拡大。免疫生物研究所<4570>(東証グロース)も一段高となり第1四半期の黒字化など好感。

 東証プライム市場の出来高概算は14億4563万株(前引けは7億4320万株)、売買代金は3兆6710億円(同1兆9566億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は993(前引けは1020)銘柄、値下がり銘柄数は772(同750)銘柄。

 東証33業種別指数は25業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電力ガス、海運、食料品、不動産、ゴム製品、陸運、機械、建設、小売り、ガラス土石、卸売り、パルプ紙、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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