日本板硝子は買い気配を上げてストップ高、業績予想の大幅な増額修正など好感

■第1四半期の営業利益は76%増加、第2の予想を36%引き上げる

 日本板硝子<5202>(東証プライム)は8月10日、買い気配を上げてストップ高の739円(100円高、16%高)で始値をつけ、午前10時を過ぎてもストップ高買い気配を続けて急伸相場となっている。9日の15時に発表した第1四半期決算が大幅増益となり、第2四半期・3月通期の業績予想の大幅な増額修正も発表し、買い集中となった。

 第1四半期の連結業績(2023年4~6月、IFRS)は、前年同期比で売上高が16.9%増加し、営業利益は76.4%増加、親会社の所有者に帰属する四半期利益はほとんど3倍になった。米欧の金利上昇により金融費用は増加したが、グループ全体では全事業で増収となり、利益面では主力の建築用ガラス、自動車用ガラスが好調で、営業利益率は7%に改善した。

 こうした推移を受け、第2四半期・3月通期の業績予想を大幅に増額修正し、第2四半期の連結予想営業利益(23年4~9月・累計)は従来予想比35.7%増の見込みに、3月通期の予想営業利益は同16.7%増の見込みに引き上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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