上場半月のLaboro.AIは後場ストップ高、四半期決算の進ちょく率など注目され4日ぶりに1000円台を回復

業績でみる株価

■第3四半期までで営業利益は通期予想の97%に、純利益は100%に

 Laboro.AI(ラボロ・エーアイ)<5586>(東証グロース)は8月15日の後場寄り後に一段と上げてストップ高の1064円(150円高、16%高)に達し、13時を過ぎてもストップ高で売買されながら終値ベースで4日ぶりに1000円台を回復している。7月31日に新規上場の銘柄。8月14日の大引け後に第3四半期決算を発表し、その高進ちょく率などが注目されている。1000円の大台を割っていたこともあり、見直し買いが急増しているようだ。

 14日に発表した第3四半期決算(2022年10月~23年6月・累計、非連結)の売上高は10億20百万円となり、営業利益は1億67百万円、四半期純利益は1億11百万円だった(四半期財務諸表の作成は23年9期第1四半期からのため前年同期比較なし)。

 一方、9月通期の業績予想は上場時に開示した予想を継続し、売上高は13億46百万円(前期比83.7%増)営業利益は1億72百万円(前期は55百万円の営業損失)、当期純利益は1億11百万円(前期は39百万円の当期純損失)。第3四半期までで営業利益は97%に達し、純利益は100%達成したため、通期の業績予想に上振れ感が漂ってきたとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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