【株式市場】日経平均は332円安、NY株の反落や中国景気の鈍化懸念など影響

◆日経平均は3万1906円25銭(332円64銭安)、TOPIXは2269.60ポイント(20.71ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億6590万株

 8月16日(水)前場の東京株式市場は、NYダウの反落361ドル安や中国景気の鈍化懸念などを受けて鉄鋼、自動車、大手商社株などが反落模様となった。一方で森永乳業<2264>(東証プライム)は第1四半期の大幅増益などへの評価再燃と再び一段高。住友林業<1911>(東証プライム)は証券会社の投資判断もあり一段高。個別物色は旺盛の様子。半導体関連株もアドバンテスト<6857>(東証プライム)など一部の銘柄は高い。日経平均は273円安で始まり、午前9時40分過ぎに453円98銭安(3万1784円91銭)まで下押したが、前引けは持ち直し気味となった。

 メドレー<4480>(東証グロース)が2日続けて大幅高となり第2四半期決算や業績予想の増額を連日好感。大阪ソーダ<4046>(東証プライム)は一段高となり第1四半期の営業利益が第2四半期累計予想の8割近くに達したことなどで選別買い集中の見方。東映アニメーション<4816>(東証スタンダード)は第1四半期減益だったが岩井コスモ証券による投資判断の引き上げが言われて出直り拡大。サイフューズ<4892>(東証グロース)は急反発となり2日前の四半期決算発表を受けて下げた分を奪回。

 東証プライム市場の出来高概算は6億6590万株、売買代金は1兆6372億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は441銘柄、値下がり銘柄数は1331銘柄。

 東証33業種別指数は4業種の値上がりにとどまり、建設、電力ガス、水産農林、食料品、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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