ミナトHDが再び一段高、進ちょく率高くPER3倍台は割安過ぎるとの見方
- 2023/8/23 13:30
- 業績でみる株価
■第1四半期の経常利益は通期予想の40%、通期予想1株利益194円
ミナトHD(ミナトホールディングス)<6862>(東証スタンダード)は8月23日、再び一段高となり、前場に9%高の647円(52円高)まで上げ、後場寄り後も8%高で売買されながら年初来の高値699円(2023年5月29日)に向けて出直りを強めている。8月14日に第1四半期決算(2023年4~6月)を発表し、翌15日に12%高(65円高の593円)と急反応。以後、断続的に上値を指向している。23日は好業績を評価する買いが再燃したと見られている。
第1四半期・連結決算の通期予想に対する進ちょく率は、営業利益で34.9%、経常利益で40.2%と高水準だった。デジタルエンジニアリング事業などが好調で、取引先の民事再生手続開始の申立てにより取立不能または遅延のおそれが生じたことから特別損失を計上したものの、通期の予想1株利益は194円49銭。株価はこの3倍に過ぎず、PER3倍台は割安過ぎるとの見方がある。加えて本業が好調推移のため、通期業績に上振れ期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)