芦森工業は5年ぶりの高値に進む、「東証スタンダード市場を選択」し一時下げたが切り返し高値を更新

■下げ過程で需給改善、一時PER8倍を割り割安買いに弾みつく

 芦森工業<3526>(東証プライム)は8月24日、続伸一段高となり、6%高の2199円(126円高)まで上げた後も堅調に売買され、約3週間ぶりに2018年以来の高値に進んでいる。業績は好調。8月10日に「東証スタンダード市場への選択申請を決議」と発表したため、株価は2000円を割り、18日に1900円ちょうどまで下押したが、2000円以下はちょうどPER8倍(今期の連結業績予想の1株利益249円80銭)割れの水準。下げ過程で需給が改善した可能性があるようで、8倍割れを割安と見る投資家の買いが優勢になるとともに上値に弾みがついてきたとの見方が出ている。

 第1四半期決算(2023年4~6月・連結)は営業利益が前年同期の50倍を超え、経常利益は同2.5倍など、一段と回復傾向を強める決算だった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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