サッポロHDは15年ぶりの高値に進む、糖質とプリン体各70%オフの新ビールに期待強まる
- 2023/8/24 11:35
- 材料でみる株価
■『サッポロ生ビール ナナマル』10月17日発売と発表
サッポロHD(サッポロホールディングス)<2501>(東証プライム)は8月24日、次第に強含んで続伸基調となり、午前11時にかけて4265円(93円高)まで上げ、2008年以来の4200円台に進んでいる。23日に「日本初(MintelGNPDを用いた当社調べ)、糖質・プリン体70%オフの生ビール『サッポロ生ビール ナナマル』新発売」と発表し、期待が強まっているようだ。ビール3銘柄の中で唯一値上がりしている。
同社の株主には、優待のビール詰め合わせを目的に投資したものの、塩漬け状態を余儀なくされてきた事例が少なからずあり、「優待品はなぜか苦い気がする」と嘆く声もあった。だが、15年ぶりの高値更新とあって、そのような投資家にとっても苦味は一気に吹き飛んでしまう可能性が出てきた。
発表によると、この新製品は、糖質とプリン体をともに各70%オフとした生ビールで、アルコール度数は5%。発売日は2023年10月17日(全国)。関連報道では『機能系ビール』(日本経済新聞)と伝えられた。なお、アサヒグループホールディングス<2502>(東証プライム)のアサヒビールも23日にアルコール度数3.5%の『ドライクリスタル』を発表した。発売日は10月11日。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)