【株式市場】日経平均は662円安、後場は個別物色となり終盤に一時715円安まで下落

◆日経平均は3万1624円28銭(662円93銭安)、TOPIXは2266.40ポイント(20.19ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億2175万株

 8月25日(金)後場の東京株式市場は、上海株安などを受けて中国景気への懸念が漂い、引き続き米金利の高止まりが長引くとの観測もあり、自動車株や大手商社株などが弱もみあいを続け、半導体関連株も総じて反落模様で推移。川崎汽船<9107>(東証プライム)などの海運株は年後半の市況回復期待や外資系証券の投資判断があり堅調だったが小高い程度。住友不<8830>(東証プライム)やJR東日本<9020>(東証プライム)も小高い。日経平均は午前終値とほぼ同水準の620円安で始まり、持ち直す場面をみせて再び下値模索となり、終盤に715円15銭安(3万1572円06銭)まで下押し、大引けも5日ぶりの大幅反落となった。

 後場は、日本ヒューム<5262>(東証プライム)が14時の株主優待発表を受けて急伸。Sansan<4443>(東証プライム)は一段ジリ高となりインボイス管理システムが日本政策投資銀行に採用されたことなど好感。東京會舘<9701>(東証スタンダード)は14時の四半期決算と業績予想の発表を受けて一段高。グッドスピード<7676>(東証グロース)は保険金請求に関する開示を受けて出尽くし感が言われ一転急反発のストップ高。メドレックス<4586>(東証グロース)は研究開発等収入が今12月期の下期に計上される予定など材料に連日上値追い。

 東証プライム市場の出来高概算は10億2175万株(前引けは5億679万株)、売買代金は2兆7988億円(同1兆4682億円)。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は621(前引けは567)銘柄、値下がり銘柄数は1127(同1174)銘柄。

 東証33業種別指数は前引けと同じく3業種の値上がりにとどまり、海運、不動産、金属製品、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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