トラース・オン・プロダクトが出直り強める、システム開発案件の受注など好感

業績でみる株価

■3週間前にはサイネージ配信システムなどの受注も発表

 トラース・オン・プロダクト<6696>(東証グロース)は8月29日、2日続伸基調となり、一時7%高の408円(27円高)まで上げた後も5%高前後で売買され、このところの底練り相場から出直りを強めている。28日の16時にシステム開発案件の受注を発表。8月10日にも受注を発表しており、注目されている。

 8月10日に発表した受注はサイネージ配信システム「CELDIS」及びセットトップボックスの受注で、受注金額は21百万円、契約納期は2024年9月。続いて8月28日に発表した受注はシステム開発案件の受注で、金額は44百万円(税込)、契約納期は23年12月。今期・24年1月期の業績予想は、第1四半期決算短信(23年6月8日発表)で売上高を5億42百万円(前期比9.2%増)、営業利益を11百万円(黒字化)などとしているため、これら受注の業績に与えるインパクトは小さくないと見られている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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