【狙い場・買い場】フェローテックは業績上方修正、株価4ケタ奪回、高値に肉薄

狙い場・買い場

フェローテック<6890>(JQS)は、ミニゴールデンクロスを示現。通期業績予想の上方修正が期待出来る銘柄として注目したい。

同社は、装置関連事業、太陽電池関連事業、電子デバイス事業という製品用途と市場分野に応じた3つの事業セグメントで積極的な事業活動を展開している。装置関連事業の主な製品は、真空シール、石英製品、セラミックス製品、シリコンウエーハ加工など。太陽電池関連事業の主な製品は、シリコン結晶製造装置、シリコン製品、石英坩堝、角槽など。電子デバイス事業の主な製品は、サーモモジュール、パワー半導体基板、磁性流体など。

今2016年3月期・第2四半期業績予想は、売上高330億円(前年同期比12.9%増)、営業利益15億5000万円の黒字(同29.2%増)、経常利益14億円(同67.8%増)、純利益9億5000万円(同2.7倍)を見込んでいる。

通期業績予想は、売上高650億円(前期比10.0%増)、営業利益30億円(同79.5%増)、経常利益25億円(同23.1%増)、純益17億円(同21億3200万円の赤字)を見込んでいる。年間配当は期末一括8円継続を予定している。

株価は、8月18日につけた年初来の高値1012円から8月25日安値750円まで短期調整を挟んで上昇、2日は1008円と高値に接近している。半導体製造装置向けのマテリアル製品の販売が好調に推移しているほか、本年7月1日から、同社グループに参画した株式会社アドマップの収益分などが貢献し、8月13日に第2四半期業績予想を上方修正している。先行き不透明な事業環境から通期業績予想を据え置いているが、上方修正も視野に入る。PBR0.74倍と割り負け、月足では9か月移動平均線がサポートしており、中長期の視点で押し目買い優位に上値を伸ばすと予想する。(N)

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