セブン&アイ・HDは切り返し反発基調、「そごう・西武」9月1日付で売却決定とされ資本の論理からは好感

セブン&アイ・ホールディングス 3382

■日証金残高、先安を見込んで売るための「貸株」残が急減

 セブン&アイ・HD(セブン&アイ・ホールディングス)<3382>(東証プライム)は8月31日、小安く始まった後切り返し、午前9時40分を過ぎては5942円(13円高)と前日比でも反発相場となっている。グループの百貨店「そごう・西武」を巡り、会社側は「9月1日付で(中略)米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループへ売却することを決議する」(日本経済新聞8月31日付朝刊)とされている一方、そごう・西武の従業員組合は31日にストライキと伝えられている中で、投資家・資本の論理からは案件の処理が進むと受け止められている。

 日証金の貸借取引残高を見ると、先安を見込んで売るための「貸株」残高が30日は急減し、先安感が後退した形になっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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