フェイスは世界初となるBIGYUKI氏のライブを『リモート・ダイレクト・カッティング』による公開収録を実施

■公開収録されたライブ音源は数量限定で販売予定

 フェイス<4295>(東証プライム)は31日、2023年8月21日(月)に行われた世界的キーボーディストBIGYUKI氏のライブで、世界初(*1)のリモート・ダイレクト・カッティングによる公開収録を実施したと発表。当日公開収録されたライブ音源は数量限定で販売を予定している。(*2)

 ダイレクト・カッティングとは、レコードの制作方法の1つであり、レコード制作にて通常行われる、録音や編集、カッティング用マスターの作成等のプロセスは介さずに、演奏と同時にそのまま原盤となるレコードをカッティングマシンでカットする制作方式で、1969年に日本コロムビア株式会社(フェイス・グループ傘下)が、世界で初めて(*3)高音質な45回転盤(*4)を制作している。

 ダイレクト・カッティングを遠隔地から行う今回の取組みもまた、世界初(*1)の試みであり、ライブ会場と南麻布にある日本コロムビア株式会社の「COLUMBIA Studio&Archive」にあるアナログカッティングスタジオを高速インターネット回線でつなぎ、BIGYUKI氏のライブをリアルタイムでダイレクト・カッティングした。最新技術によるデジタルストリームで伝送しながら、ダイレクト・カッティングという手法を用いてデジタルとアナログを融合し、パフォーマンスが生まれた『その瞬間』の臨場感と共に収録した。

 今回の取り組みを第一弾とし、今後は国内に限らず、世界中からリモート・ダイレクト・カッティングを受付けるサービスを事業化する予定である。引き続き、音質・芸術・演奏等のシーンにおいて、顧客に上質な音楽体験をお届けできるよう、世界初・日本初の取り組みを積極的に行っていくとしている。

(*1)100名規模の会場で観客を入れた生演奏において、ネット環境を使った遠隔地からのダイレクト・カッティングは世界初。(当社調べ)
(*2)レコード作品の販売は現時点での予定であり、中止になる場合がある。
(*3)国立科学博物館技術の系統化調査報告『アナログディスクレコード技術の系統化報告と現存資料の状況』29ページ記載。
(*4)レコードの回転数には、33回転と45回転があり、より早く回転する45回転で刻まれた溝の方が長くなることで、高音質なレコード制作が可能となる。

 今回の「リモート・ダイレクト・カッティング」は、高速インターネット回線を用いて遠隔地と繋ぎ、会場での演奏をそのままカッティングした。

■BIGYUKI氏のプロフィール

 6歳からピアノをはじめ、バークリー音大在学中からセッション・プレイヤーとして活躍。ア・トライブ・コールド・クエストとJ・コールの全米チャート1位獲得アルバムにそれぞれ参加し、JAZZシーンの最重要人物であるロバート・グラスパーやカマシ・ワシントンらと共演し賞賛を受ける。サイドマンとして数多くの成功を収めつつも、ソロ・アーティストとして自身の拠点となるNYで結成したバンドで日本や海外で多くのフェスに参加し、2019年はフジロックのレッドマーキーに出演。2021年ユニバーサルからアルバム「Neon Chapter」をリリース。2023年は日本全国ツアーを敢行し、5拠点で8公演を大成功に収めた。

■フェイス(東証プライム:証券コード4295)

 フェイスは、世界で初めて携帯電話の「着信メロディ」を考案・実用化し(当社調べ)、日本発の新しい文化として世界約100ヵ国で定着させるなど、創業期よりコンテンツ流通のしくみ創りに取り組んでいる。

 「あるものを追うな。ないものを創れ。」の企業理念の下、日本コロムビアをはじめ流通プラットフォームに必要な機能を有するグループ各社を傘下とし、コア・コンピタンスである「音」を柱に、エンタテインメント、教育、ライフなどの分野でグローバルに事業を展開している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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