セブン&アイ・HDは一進一退、「そごう・西武」の件で『誤算』報道が相次ぎ投資家は様子見

セブン&アイ・ホールディングス 3382

■証券会社による最新の投資判断が出てからでも十分の見方が

 セブン&アイ・HD(セブン&アイ・ホールディングス)<3382>(東証プライム)は9月1日の前場、上値の重い相場となり、朝寄り後の6016円(35円高)を高値に5942円(39円安)まで軟化し、午前11時を過ぎては5995円(14円高)前後で売買されている。6000円をはさんで一進一退の展開。

 グループの「そごう・西武」の米投資ファンドへの売却を8月31日に「当社子会社の株式譲渡及びそれに伴う子会社異動に関するお知らせ」として開示し、体質強化に向けた取組は一歩前進したが、「『そごう・西武売却』セブン&アイの2大誤算…」(ダイヤモンドオンライン9月1日朝)、「セブン&アイの誤算~ステークホルダー経営、高い壁」(日本経済新聞9月1日付朝刊)などと厳しい評価が多い印象で、投資家も目先は慎重にならざるを得ない様子となっている。株式市場関係者からは、証券会社による最新の投資判断、目標株価が週明けにも出てくるだろうから、それを見てからでも遅くはないといった声が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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