JVCケンウッドが5日続伸、日産など3社で再生バッテリーを利用したポータブル電源を開発
- 2023/9/1 11:40
- 材料でみる株価
■9月1日から全国の日産自動車の販売店舗にて発売
JVCケンウッド<6632>(東証プライム)は1日、26円高(4.09%高)の662円(11時19分)まで上げて5日続伸している。同社は8月31日に、日産自動車<7201>(東証プライム)とフォーアールエナジーの3社共同で、電気自動車「日産リーフ」の再生バッテリーを利用したポータブル電源を発売すると発表した。同製品は、車載可能で長期間保管可能なほか、約2000回の繰り返し充電が可能である。
■車載・長期保管・繰り返し充電可能なポータブル電源
同製品は、「リーフ」で使用されていたバッテリーを再利用して開発された。日産は、製品の企画立案と車載環境での使用を実現するためのノウハウを提供。JVCケンウッドは、カーナビゲーションやドライブレコーダーなどの車載機器やポータブル電源の開発で培った技術と知見を生かし、製品化と生産を行った。フォーアールエナジーは、「リーフ」のバッテリーを二次利用するための開発とバッテリーの供給を行った。
同製品は、「ポータブルバッテリー from LEAF」として、9月1日から全国の日産自動車の販売店舗にて発売される。JVCケンウッドも同様の製品を本年中に公式オンラインストア「JVCケンウッドストア」を皮切りに発売する予定である。3社は、美しい自然環境を未来に残すため、電気自動車の再生バッテリーを活用し、今後も取り組んでいくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)