東京きらぼしFGが高値を更新、大手銀の住宅金利引き上げを受け融資金利好転など期待、PBR低い

■9月中間配は65円(前年同期比12.5円の増配)を予定

 東京きらぼしFG(東京きらぼしフィナンシャルグループ)<7173>(東証プライム)は9月1日の後場、一段と強含んで上値を追い、3985円(135円高)まで上げて約1か月ぶりに前回高値を更新し、2017年以来の高値に進んでいる。「9月の住宅ローン固定金利、半年ぶり高水準、大手5行上げ」(日経電子版8月31日夕刻)と伝えられ、同社の融資は事業者向け商工ローンの割合が高いものの、地銀にも融資金利引き上げの環境が整ってきたとの見方が出ている。

 2024年9月末の中間配当は、7月下旬に開示した四半期決算の時点で1株につき65円(前年同期比12.5円の増配)を予定。3月期末も65円(同2.5円の増配)を予定する。同社の株価水準はまだPBR(株価純資産倍率)0.4倍台。東証が上場銘柄に要請しているPBR向上に向け、さらなる株式価値向上策を打ち出す可能性に期待して注目する様子もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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