【株式市場】日経平均は91円高、後場は高値もみ合いだが5日続伸、TOPIXは1か月ぶりにバブル後の高値

◆日経平均は3万2710円62銭(91円28銭高)、TOPIXは2349.75ポイント(17.75ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は13億1819万株

 9月1日(金)後場の東京株式市場は、三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)や日本航空<9201>(東証プライム)が水準を一段上げて推移など、インバウンド関連株の上げが目立ち、出光興産<5019>(東証プライム)、三菱地所<8802>(東証プライム)も一段ジリ高。前場上げた鉄鋼株や銀行株は高値もみ合いだが地銀の一部は一段高。日経平均は前引けから70円ほど値を消して始まり、前場の高値を抜けずに一進一退を続けたが大引けも堅調で5日続伸。TOPIXはほぼ1か月ぶりにバブル相場崩壊後の高値を上回り約33年ぶりの高値を更新した。

 後場は、ソニーG<6758>(東証プライム)が14時頃にかけて一段と上げ、米国景気の強さなど材料視の様子。内田洋行<8057>(東証プライム)も一段と上げ31日発表の7月決算と今期予想など好感され高値を更新。ポエック<9264>(東証スタンダード)は朝8時発表の業績見通しが好感され大引けまで買い気配のままストップ高。地域新聞社<2164>(東証グロース)は8月決算を巡り憶測が出回っている模様との見方もあり急伸。I-ne<4933>(東証グロース)は9月9日の売買から一気に東証プライム市場に移籍することなど好感され活況高。

 東証プライム市場の出来高概算は13億1819万株(前引けは6億4273万株)、売買代金は3兆2855億円(同1兆5928億円)。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1451(前引けは1326)銘柄、値下がり銘柄数は332(同427)銘柄。

 東証33業種別指数は医薬品を除く32業種(前引けは全33業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、海運、石油石炭、鉄鋼、証券商品先物、卸売り、銀行、不動産、保険、その他金融、建設、サービスなどとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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