大正製薬ホールディングスは発毛成分「ミノキシジル」に新たな作用メカニズムを発見、毛包周囲の毛細血管増加作用

■大正製薬がミノキシジルの新規作用メカニズムを国際学会で発表

 大正製薬ホールディングス<4581>(東証スタンダード)グループの大正製薬は9月1日、発毛成分であるミノキシジルに新規の作用メカニズムを発見し、第1回国際研究皮膚科学会(ISID2023)(国際研究皮膚科学会)で発表した。

 ミノキシジルは発毛効果が認められた有効成分として薄毛治療に用いられ、日本のみならず世界各国で使用されている。しかしながら、そのメカニズムには未知の部分もあり、様々な研究が進められている。同社は日本におけるミノキシジル研究のパイオニアとして38年余り、研究に取り組んできた。今回、神戸学院大学大学院薬学研究科の水谷健一特命教授と共同研究を実施する中で、ミノキシジルの新たな作用メカニズムを明らかにし、本知見を国際研究皮膚科学会で発表した。

・研究成果(1):ミノキシジルによる毛包周囲での毛細血管増加の可視化に成功
・研究成果(2):ミノキシジルは血管細胞に直接作用していることを確認

 皮膚の血管は加齢とともに減少する。その結果、栄養や酸素が届きにくくなることが、薄毛の原因の一つと考えられている。同研究により、ミノキシジルが毛包の毛細血管を増加させることが明らかとなり、ミノキシジルの発毛メカニズムの解明がまた一歩前進した。同社は引き続きミノキシジルの更なるメカニズムの解明に取り組んでいくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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