KDDIと自動運転トラックのT2が資本業務提携、幹線輸送サービスの早期実現を目指す

■自動運転トラックの遠隔監視にモバイル通信を活用

 自動運転の本格普及に向けて、モバイル通信大手のKDDI<9433>(東証プライム)は9月1日、自動運転トラックシステムの開発・事業化を目指す株式会社T2が資本業務提携契約を締結したと発表。両社は自動運転トラックの遠隔監視などに適したモバイル通信の活用検討や技術開発を進め、幹線輸送サービスの早期の社会実装を目指していく。

 自動運転トラックは、ドライバー不足や物流コスト削減などの課題に対する解決策として期待されている。2023年4月には特定条件下での完全自動運転である「レベル4自動運転」の公道走行許可の制度が施行された。この際、自動運転車両は遠隔監視装置を設置し、特定自動運行主任者が監視することが義務付けられている。

 T2はレベル4自動運転システムを自社開発しており、2020年には普通車で、2023年には大型トラックで高速道路上での走行実験に成功している。日本の物流業界を支えるべく、自動運転技術を活用した物流インフラの構築を目指している。

 KDDIは約5年にわたりモバイル通信を活用した自動運転車の遠隔監視などの実証に取り組んできた。上りのデータ通信量が増えることや高速移動時や渋滞時などのさまざまな条件下でも安定して通信ができる高い信頼性が求められることなど、自動運転車の遠隔監視などに適したモバイル通信を幅広く提供することで、自動運転車の安全な運行を支えていくことを目指している。

 同契約により、両社は自動運転トラックの遠隔監視などに適したモバイル通信の活用検討や周辺技術の開発を共同で進める。また、エリアでの実証実験にも協力する。これにより、自動運転技術を活用した幹線輸送サービスの早期の社会実装を実現していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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