【株式市場】日経平均は228円高、6日続伸、主力株の高値更新が目立ち体感では500円高の見方も

◆日経平均は3万2939円18銭(228円56銭高)、TOPIXは2373.73ポイント(23.98ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は13億3631万株

 9月4日(月)後場の東京株式市場は、日立製<6501>(東証プライム)や三菱重<7011>(東証プライム)が一段と強含んで高値更新幅を広げ、JFEホールディングス<5411>(東証プライム)などの鉄鋼株、ホンダ<7267>(東証プライム)などの自動車株、商船三井<9104>(東証プライム)などの海運大手、住友商事<8053>(東証プライム)などの大手商社、三菱地所<8802>(東証プライム)などの不動産大手、みずほFG<8411>(東証プライム)などの銀行株も一段と上げて高値を更新。日経平均の上げ幅は228円だったが、体感的には500円高との声もあった。日経平均は前引けと同水準で始まり、今夜のNY株の休場を前に一進一退だったが、大引けにかけては上げ幅を一段拡げ6日続伸。8月1日以来の3万2900円台で大引けとなった。TOPIXは2日続けてバブル相場崩壊後の高値を更新し33年ぶりの高値に進んだ。

 後場は、愛知製鋼<5482>(東証プライム)などの特殊鋼も上げ幅を拡げて高値を更新し、星光PMC<4963>(東証プライム)はカーライル系投資ファンドによるTOBで大引けにストップ高。MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>(東証プライム)はブラジルの損保グループ大手との提携など好感され一段高。HCSホールディングス<4200>(東証スタンダード)もTOBで2日連続ストップ高。三ツ知<3439>(東証スタンダード)は台湾企業との合弁会社に期待強まりストップ高。松屋アールアンドディ<7317>(東証グロース)はベトナム新工場が8月にかけて旧工場から新工場への移動を行い9月に稼働開始とすることなど連日期待され後場一段と上げ一時ストップ高。Welby<4438>(東証グロース)はAndroidアプリ「ヘルスコネクト」との連携発表で一段と上げ一時ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は13億3631万株(前引けは6億5492万株)、売買代金は3兆2416億円(同1兆6070億円)。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1422(前引けは1368)銘柄、値下がり銘柄数は372(同414)銘柄。

 東証33業種別指数は空運を除く32業種が値上がり(前引けは水産農林を除く32業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉄鋼、海運、輸送用機器、不動産、銀行、卸売り、鉱業、その他金融、倉庫運輸、保険、非鉄金属、石油石炭、ガラス土石、金属製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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