■通信障害で携帯電話が使えなくてもネットに接続できる
一般社団法人無線LANビジネス推進連絡会(Wi-Bi」)、一般社団法人電気通信事業者協会(TCA)加盟の携帯電話事業者5社「NTT<9432>(東証プライム)のNTTドコモ、KDDI<9433>(東証プライム)、沖縄セルラー電話<9436>(東証スタンダード)、ソフトバンク<9434>(東証プライム)、楽天グループ<4755>(東証プライム)の楽天モバイル」は、2023年9月4日以降、携帯電話の大規模な通信障害が発生したときの連絡手段の提供を目的として、災害用統一SSID「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」を活用した公衆無線LANサービスを無料開放すると発表。
通信障害発生時の「00000JAPAN」の活用について携帯5社からの要望に基づき、2023年5月にWi-Bizが「大規模災害発生時における公衆無線LANの無料開放に関するガイドライン(第4.2版)」の改定を行った。これにより自然災害の発生時と同様に、通信障害の発生時においても、「00000JAPAN」の開放が可能となった。
携帯5社において大規模な通信障害が発生し、利用できない状態が継続する場合や復旧までに時間を要する懸念がある場合、同趣旨に賛同する携帯電話事業者、公衆無線LAN事業者および自治体などのアクセスポイントから「00000JAPAN」を提供する。スマートフォンやタブレット、PCなどの無線LANに対応した端末を持つ顧客は「00000JAPAN」に接続することで、誰でもインターネットに接続できる。なお、「00000JAPAN」は、緊急時の利便性の確保を優先するため、通信が暗号化されていない。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)