トラース・オン・プロダクト、ウェアラブル端末「Cygnus2」、NX総研の倉庫作業分析ツール「ろじたん」へ提供開始

 トラース・オン・プロダクト<6696>(東証グロース)は6日、株式会社NX総合研究所(本社:東京都千代田区:NX総研)が運営する倉庫作業分析ツール「ろじたん」へ、同社が開発したウェアラブル端末「Cygnus2(シグナス2)」の提供を開始したと発表。

■本件の概要

(1)本件の背景及び内容

 「Cygnus2」は、顧客の利用用途に応じて各種アプリケーションを1つのウェアラブルデバイスに搭載した、生産性向上・業務効率化を実現する製品である。これまで、ウェアラブル端末ならではの大幅な作業効率(ハンズフリー、ピッキング人材の適正配置、Wifi倉庫内通話等)の向上実績が大手運送会社様を中心に積み上がってきており、更にお客様のニーズに応じたカスタマイズも柔軟に対応可能であることから、主に物流施設、工場等より多くの問い合わせ及び商談が進んでいた。その中で、NX総研において、特に「Cygnus2」の視認性とその操作性を非常に高く評価されて、「ろじたん」での「Cygnus2」の採用、提供開始となった。

(2)「ろじたん」の特徴及び「Cygnus2」を利用するメリット

 「ろじたん」は、倉庫内での作業について、どのスタッフが、どの作業に、どれだけの時間を費やしているか、ということを可視化し、物流現場の見える化と改善活動をサポートするサービスである。「ろじたん」では、これまでは、Androidのスマートフォンとタブレットのみに対応していたが、倉庫内作業はハンディターミナルを使った作業も多く、顧客より「ハンディターミナルとスマートフォンの2台持ちによって作業に支障が出る」、「作業中にウエストポーチに入れたスマートフォンを取り出すのが難しい」などの意見もあった。

 そうした中、「Cygnus2」への対応により、作業時間の計測というサービス内容はそのままに、携帯性の向上と迅速な画面の確認や操作が可能になったことで、これらの問題を解決した。さらに、「Cygnus2」は、ろじたん以外のアプリを実行することも可能であり、例えば、WMS(ウェアハウスマネジメントシステム)のアプリを一緒に稼動させることで、「Cygnus2」をWMSの端末として使用しながら、「ろじたん」による計測を同時に行なうことも可能となる。

(3)「Cygnus2」の特徴

 ウェアラブル端末「Cygnus2」は、業務用ウェアラブルデバイスであり、腕に着けるタイプのデバイスで、大画面・長時間駆動により様々なアプリケーションを搭載可能なAndroid端末である。腕に装着した「Cygnus2」からスマートフォンと同様の操作で「ろじたん」による計測が可能となり、腕時計を身に着けているような感覚で、高い視認性と操作性を実現した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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