トラース・オン・プロダクトは一時ストップ高、ウェアラブル端末「Cygnus2」、NX総研の倉庫作業分析ツール「ろじたん」へ提供開始を好感
- 2023/9/7 09:42
- 材料でみる株価
■東証グロース値上がり率ランキング第1位
トラース・オン・プロダクト<6696>(東証グロース)は7日、80円高(20.78%高)の465円まで上げてストップ高している。東証グロース値上がり率ランキングは第1位。同社は6日、株式会社NX総合研究所(本社:東京都千代田区:NX総研)が運営する倉庫作業分析ツール「ろじたん」へ、同社が開発したウェアラブル端末「Cygnus2(シグナス2)」の提供を開始したと発表。このことを好感している。
「ろじたん」は、倉庫内での作業について、どのスタッフが、どの作業に、どれだけの時間を費やしているか、ということを可視化し、物流現場の見える化と改善活動をサポートするサービスである。「ろじたん」では、これまでは、Androidのスマートフォンとタブレットのみに対応していたが、倉庫内作業はハンディターミナルを使った作業も多く、顧客より「ハンディターミナルとスマートフォンの2台持ちによって作業に支障が出る」、「作業中にウエストポーチに入れたスマートフォンを取り出すのが難しい」などの意見もあった。
そうした中、「Cygnus2」への対応により、作業時間の計測というサービス内容はそのままに、携帯性の向上と迅速な画面の確認や操作が可能になったことで、これらの問題を解決した。さらに、「Cygnus2」は、ろじたん以外のアプリを実行することも可能であり、例えば、WMS(ウェアハウスマネジメントシステム)のアプリを一緒に稼動させることで、「Cygnus2」をWMSの端末として使用しながら、「ろじたん」による計測を同時に行なうことも可能となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)