日本スキー場開発の7月期は各スキー場で販売単価が改善するなど2ケタ増収増益

■新規のめいほうスキー場が貢献し、スキー場来場者総数は11.0%増加

 日本スキー場開発<6040>(東マ)は3日、15年7月期の連結業績を発表した。

 売上高は前年同期比19.8%増の58億82百万円、営業利益は同24.9%増の9億5百万円、経常利益は同12.7%増の8億45百万円、純利益は同35,7%増の7億6百万円と2ケタ増収増益を達成した。

 同社グループは、連結子会社10社で構成。スキー場7箇所の運営(長野5、群馬1、岐阜1)の他に、HAKUBA VALLEYエリアを中心に10店舗のスキーレンタルショップを展開するスパイシーの営業体制で事業に取組んでいる。

 ウィンターシーズンにおいては、HAKUBA VALLEYを中心としたスキー場では、豪州や台湾、中国(香港含む)に加え、タイ、シンガポール等のASEAN諸国及び欧州等から前シーズンを上回る外国人が来場した。営業面では、課題として取組んだ各スキー場での販売単価の改善が奏功したことと、新規のめいほうスキー場(昨年10月同グループに)が貢献し、売上高、営業利益とも増加した。スキー場来場者総数は1,550千人(前年同期比11.0%増)となった。

 グリーンシーズンにおいては、鹿島槍スポーツヴィレッジでは、子供向けサマーキャンプの大型合宿を受注するなどスポーツ合宿の受注が増加。また、竜王マウンテンパークでは、山野草園のプロモーションを強化し、集客に努めるなど、保有する施設及び地元の環境や特徴を活かした営業活動に取組んだ。

 通期業績予想は、売上高65億59百万円(前期比11.5%増)、営業利益10億35百万円(同14.3%増)、経常利益9億93百万円(同17.4%増)、純利益7億18百万円(同1.6%増)と増収増益を見込んでいる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る