■日銀総裁の談話報道など受けみずほFGも8年ぶりの高値に進む
9月11日午前の東京株式市場では、大手銀行株が軒並み一段と上げて高値を更新し、三井住友FG(三井住友フィナンシャルグループ)<8316>(東証プライム)は午前11時にかけて5%高に迫る7254円(329円高)まで上げ、2008年以来の高値に進んでいる。債券市場で長期金利の指標となる国債の利回りが7%に乗り「2014年以来の高水準」(日経電子版)と伝えられ、利ザヤ収益や資金運用環境の好転期待が再燃した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東証プライム)は4%高まで上げて2007年以来の高値に、みずほFG(みずほフィナンシャルグループ)<8411>(東証プライム)は3%高で2015年以来の高値に進んでいる。
「マイナス金利解除『物価上昇に確信持てれば選択肢』・・・植田日銀総裁」(読売新聞オンライン9月9日5:00)と伝えられており、米金利の高止まり観測などとともに債券市場で金利の上値を試す動きが広がったと見られている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)