【株式市場】ECB緩和観測などで円高になり日経平均は安いが材料株は売買活発
- 2015/9/4 12:04
- 今日のマーケット
◆日経平均の前引けは1万7976円77銭(205円62銭安)、TOPIXは1457.01ポイント(17.97ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億1918万株
4日前場の東京株式市場は、ECB(欧州中央銀行)による追加緩和の可能性が再燃して円高基調が再燃した上、中国の株式市場が3日、4日は抗日記念休場のため様子見気分が拭えず、日経平均は始値の129円74銭高(1万8312円13銭)を高値に軟化し、10時頃には236円78銭安(1万7945円61銭)まで下げる場面があった。前引けは205円62銭安(1万7976円77銭)。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均なども安い。
材料株の売買が活発になり、クボテック<7709>(東1)が昨日の古河電気工業<5801>(東1)の発表を受けて「次世代フライホイール蓄電システム」に期待が強まり2日連続ストップ高。クラリオン<6796>(東1)はクレディ・スイス証券の投資評価開始などが好感されて急伸し、くらコーポレーション<2695>(東1)は3日発表の四半期決算などが好感されて急伸。マザーズ市場は値上がり銘柄数が13しかなかったが、上場3日目のベステラ<1433>(東マ・売買単位100株)は3日連続ストップ高。
東証1部の出来高概算は11億1918万株、売買代金は1兆979億円。1部上場1895銘柄のうち、値上がり銘柄数は396銘柄、値下がり銘柄数は1390銘柄となった。