【株式市場】前場の日経平均は403円安だが自動車、紙パ、海運株などに高値続出

◆日経平均は3万3129円23銭(402円86銭安)、TOPIXは2414.69ポイント(13.69ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増勢となり8億6150万株

 9月19日(火)前場の東京株式市場は、東京エレク<8035>(東証プライム)やアドバンテスト<6857>(東証プライム)の下げが5%を超えるなど、日経平均に影響の大きい値がさの搬送対関連株の下げが目立ち、日経平均は236円安で始まった後も下値を探り、前引けにかけて404円23銭安(3万3128円86銭)まで下押した。ただ、トヨタ<7203>(東証プライム)、ホンダ<7267>(東証プライム)などは高値を更新し、円安に加え、米国の自動車ビッグ3の労組が一斉ストと伝えられ「漁夫の利」に期待。日本郵船<9101>(東証プライム)は4%高で高値を更新など海運大手も一段高。王子HD<3861>(東証プライム)も高値を更新など紙パ株はPBR向上期待などで高い。出光興産<5019>(東証プライム)などの石油株も高い。証券株も高い。

 丸三証券<8613>(東証プライム)がストップ高となり、この9月中間配から5年にわたり継続して特別配当を行うとの発表が好感され、連想買いが波及して東洋証券<8614>(東証プライム)、アイザワ証券G<8708>(東証プライム)、いちよし証券<8624>(東証プライム)などが一斉高。サトー商会<9996>(東証スタンダード)は業績・配当予想の増額が好感され一時ストップ高。プロディライト<5580>(東証グロース)は6月上場で利害関係の売り一巡観測など出たようで急伸し中盤からストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は増勢で8億6150万株、売買代金は2兆1250億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は634銘柄、値下がり銘柄数は1126銘柄。

 東証33業種別指数は14業種が値上がりし、海運、鉱業、輸送用機器、鉄鋼、銀行、パルプ紙、非鉄金属、保険、石油石炭、ゴム製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る