【株式市場】前場の日経平均は187円高、半導体株が出直り薬品株や百貨店株なども高い

株式市場 証券取引所

◆日経平均は3万2590円33銭(187円92銭高)、TOPIXは2382.79ポイント(6.52ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億3007万株

 9月25日(月)前場の東京株式市場は、J.フロント リテイリング<3086>(東証プライム)などの百貨店株が軒並み出直りを強め、中国、韓国が9月28、29日から大型連休に入ることや為替の円安による来日増加期待など言われて活況高。半導体関連株は米半導体株指数の反発や国内での半導体工場の建設本格化を受けて出直りレーザーテック<6920>(東証プライム)は日経平均への採用も控え活況高。薬品株もアステラス製薬<4503>(東証プライム)や第一三共<4568>(東証プライム)が臨床試験の結果良好など好感されて高い。日経平均は114円高で始まり、午前9時20分過ぎに14円13銭安(3万2388円28銭)まで小安くなったが、あとは次第高のまま前引けにかけて261円41銭高(3万2663円82銭)まで上げ、5日ぶりの反発基調となった。

 ダブルスタンダード<3925>(東証プライム)が買い気配のあとストップ高で始まり、発行株数の5%の68万株を上限とする自社株買いなど好感され急伸。日本精蝋<5010>(東証スタンダード)は原油高が追い風になるアナ株とされパラボリックチャート買い転換なども言われ一段高。Abalance<3856>(東証スタンダード)は中期計画が好感され出直り急。メドレックス<4586>(東証グロース)は米創薬ベンチャーとの提携、臨床試験の進展など好感され急伸。

 新規上場のジェイ・イー・ティ<6228>(東証スタンダード)は、取引開始後まもなく4420円(公開価格は4630円)で初値をつけ、その後、上値4585円、下値4150円の間で売買され、前引けは4365円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は6億3007万株、売買代金は1兆5374億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1360銘柄、値下がり銘柄数は429銘柄。

 東証33業種別指数は25業種が値上がりし、医薬品、小売り、食料品、情報通信、建設、電気機器、その他製品、陸運、卸売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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