日本オラクルは第1四半期の売上高、各利益とも最高が好感され大きく出直る

■東京および大阪データセンターの利用量など順調に増加

 日本オラクル<4716>(東証スタンダード)は9月27日、大きく出直って始まり、取引開始後は12%高の1万1280円(1210円高)まで上げて約3か月ぶりに1万1000円台を回復している。26日15時に第1四半期決算(2023年6月~8月)を発表し、営業利益は184億68百万円(前年同期比14.4%増)となるなど、「第1四半期としては売上高、営業利益、経常利益および当期純利益ともに過去最高を達成」(決算短信)、注目が再燃している。

 第1四半期は、クラウドサービスでクラウドシフトをさらに加速させるため、既存のお客様向けにOracle Fusion Cloud ERPへのアップグレード(オンプレミスからクラウドへのリフト&シフト)に一層注力するとともに、新規顧客の獲得にも積極的に取り組んだ。東京および大阪データセンターの利用量は順調に増加した。業績予想については、5月通期の売上高を2%増から6%増の見込みとし、1株利益を406円から418円の見込みとするにとどめている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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