神鋼商事が石油産業に代わる藻類基点の新産業を構築するプロジェクトに参画、「ちとせグループ」に出資

ビジネス 万年筆 メモ

■微細藻類によるカーボンリサイクル、新規事業開発などに取り組む

 神鋼商事<8075>(東証プライム)はこのほど、微細藻類によるカーボンリサイクルなどに取り組むバイオ企業群である「ちとせグループ」の統括会社であるCHITOSE BIO EVOLUTION PTE.LTD.(本社:シンガポール、藤田朋宏CEO)に出資し、ちとせグループが主導する『MATSURIプロジェクト』(石油産業に代わる藻類基点の新産業を構築するプロジェクト)に参画した。

 出資方法は、CHITOSE BIO EVOLUTION PTE.LTD.が実施する第三者割当増資を引き受け、同社株式を取得。株式取得日は2023年9月7日。

 神鋼商事では、中期経営計画2023(2021-2023年度)において、資源循環型ビジネスを重点分野のひとつと定め、カーボンニュートラルへの対応に取り組んでいる。ちとせグループへの出資を通じ、微細藻類によるカーボンリサイクル、微細藻類を使った新規事業開発等、同グループと協業して、新たな資源循環型ビジネスモデルの構築を目指す。

 また、同グループが主導する『MATSURIプロジェクト』に参画し、同じく同プロジェクトに参画しているパートナー企業とともに、藻類の活用を通じたサステナブルな社会づくりに貢献する方針だ。そして、長期経営ビジョンとして掲げる「明日のものづくりを支え社会に貢献する商社」を、このバイオものづくりを通じて実現することを目指す。

■ちとせグループについて

 ちとせグループは、世界のバイオエコノミーをリードするバイオ企業群。千年先まで人類が豊かに暮らせる環境を残すべく国や多くの企業と協力し、経済合理性を成立させながら技術を社会に展開している。

 ちとせグループ全体を統括するCHITOSE BIO EVOLUTION PTE. LTD.(代表者CEO藤田朋宏哲学博士)は、2011年10月の設立で、シンガポールに本社を置く。また、同グループの中核法人として、技術開発・事業開発を行う株式会社ちとせ研究所(神奈川県川崎市)がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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