ベクターHDが広東天枢新能源科技有限公司とEV充電設備に係る業務に関する提携契約を締結

 ベクターホールディングス(ベクターHD)<2656>(東証スタンダード)は12日、广东天枢新能源科技有限公司(日本語表記:広東天枢新能源科技有限公司、以下:INFORE・Tianshu社)と、同社が製造するEV充電設備に係る業務に関する提携契約を締結したと発表。

 ベクターHDは、今後日本市場において、EV充電器の仕様を確定し、CHAdeMO※1およびJARI※2の認証取得をし、「VECTOR CHARGE」のブランドで、2024年4月を目途に販売を開始する予定。

※1 CHAdeMO(チャデモ)は、2010 年に日本が主導して規格化を実現した世界基準の電気自動車(EV)の急速充電方式
※2 JARI は、一般財団法人日本自動車研究所が電気用品安全法や電気事業法などへの法規適合を前提として審査する適合性評価

 ベクターHDは、同社が2023年5月22日のプレスリリース「株式会社ベクター、UNIPLATとのビジネスパートナーシップで日本のブロックチェーンサービススキームと海外企業の日本進出サポートエコシステムを構築」にて発表のとおり、Unify Platform AGが運営する127ヶ国からのメンバーが参加する起業家および研究者を支援するオンラインプラットホーム『UNIPLAT』に関する海外企業の日本進出サポートエコシステムの構築について協業している。

 今回ベクターHDは、INFORE・Tianshu社の日本進出をサポートするにあたり、同社の日本へのEV充電設備の導入について2023年7月ごろから協議をしてきた。その結果、INFORE・Tianshu社の日本市場への進出戦略として、同社がEV充電設備をODM/OEM製造、ベクターHDは日本国内で「VECTOR CHARGE」として販売、設置の業務を担う本提携による事業の実現に向けて協働することを合意した。

 また、同提携による事業の実現により、ベクターHDは、今後、INFORE・Tianshu社の製品やサービスに関して、日本市場における唯一の指定窓口となる予定だ。ベクターHDは、市場環境の変化を捉え、日本国内においてINFORE・Tianshu社の優れた品質とサービスを提供するEV充電器を販売することで、顧客に価値を提供し、事業の成長を目指していく。日本政府の補助金制度を活用しながら、環境にやさしい未来の交通インフラを構築するお手伝いをする。

【各社の役割】

・ベクターHD

充電スタンドの設計に関する提言、製品ロゴの提供
充電スタンド認証の取得、申請の協力
「VECTOR CHARGE」の販売、設置

・INFORE・Tianshu社

EV用充電スタンドの設計、製品開発および関連サービスを提供
ODM/OEM製品の製造、供給
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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