カルナバイオSは買い気配のまま急反発で始まる、「フェーズ1試験の登録」好感され買い先行

材料でみる株価

■全体相場が不透明な中「迷ったときはバイオ株」の買いも

 カルナバイオS(カルナバイオサイエンス)<4572>(東証グロース)は10月16日、買い気配で始まり、取引開始から10分を経過した午前9時10分現在は8%高の664円(50円高)で買い気配で推移し、急激な反発相場となっている。

 同日朝8時半に、「GS-9911フェーズ1試験のClinical Trials.gov登録のお知らせ」を発表し、期待が再燃している。全体相場が不透明な局面などで、「迷ったときはバイオ株」などと言われることがあり、今朝は日経平均が330円安で始まるなど主力株が冴えないため注目度が強くなった面もあるようだ。

 同社が創出した新規脂質キナーゼDGKα阻害剤のプログラムに関連して、導出先であるギリアド・サイエンシズ・インク(米国カルフォルニア州、英名:Gilead Sciences, Inc.)は、同プログラムから
見出されたGS-9911の固形癌患者を対象としたフェーズ1試験の情報を、Clinical Trials.govに登録したと発表。登録は臨床試験の実施に向けた当局との打ち合わせのようなものとされ、一歩前進とされている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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