オンコリスバイオが急伸、「テロメライシン」に関する発表を受け急激に出直る

■全体相場が不透明な局面で「迷ったときはバイオ株」の思惑買いも

 オンコリスバイオ(オンコリスバイオファーマ)<4588>(東証グロース)は10月16日、買い気配の後13%高の698円(80円高)で始値がつき、その後700円台に進んで急激な出直り相場となっている。午前8時に「テロメライシンの局所進行性食道がんに対するトップラインデータのお知らせ」を発表し、「局所進行性食道がんに対する有効性が示された」などとしたため注目集中となった。

 今朝は日経平均が330円安で始まるなど、主力株が冴えない展開。全体相場が不透明な局面では「迷ったときはバイオ株」などとバイオ材料株に注目が集まることがあり、こうした観点からの買いが強くなった面もあるようだ。

 発表によると、食道がんに対するOBP-301(テロメライシン)の放射線療法併用による食道がんPhase2試験(OBP101JP試験)のデータ解析を行い、主要評価項目である局所完全奏功率(L-CR率)が事前に設定された閾値を上回り、テロメライシンの局所進行性食道がんに対する有効性が示された。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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