【株式市場】日経平均は656円安、2日続落、原油高による物価高、米金利上場を懸念

◆日経平均は3万1659円03銭(656円96銭安)、TOPIXは2273.54ポイント(35.21ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は13億5453万株

 10月16日(月)後場の東京株式市場は、前週末のような原油高が続くようなら米金融当局による利上げ継続の要因になりかねないとの見方があり、半導体関連株や電子部品株、不動産株などの一角が一段軟調となり、鉄道株もJR銘柄は一段軟化した。一方、自動車株や大手商社株などは下げ止まり一進一退に転じ、鉄鋼株は日本製鉄<5401>(東証プライム)がしっかり。四半期決算が好調だった良品計画<7453>(東証プライム)やアステナHD<8095>(東証プライム)も上げ幅を保って推移した。日経平均はジリ安を続け、14時半頃に一段下押して751円68銭安(3万1564円31銭)となったが、大引けは100円ほど回復した。

 後場は、フロンティア・マネジメント<7038>(東証プライム)が株主優待の拡充など好感され次第高となり、IDOM<7599>(東証プライム)やコックス<9876>(東証スタンダード)も一段と上げ8月中間決算を好感。JESCOホールディングス<1434>(東証スタンダード)やグッピーズ<5127>(東証グロース)は8月決算が好感されストップ高。カルナバイオサイエンス<4572>(東証グロース)は朝の臨床試験に関する発表が好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は13億5453万株(前引けは6億6030万株)、売買代金は3兆6487億円(同1兆6906億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は191(前引けは225銘柄)、値下がり銘柄数は1605(同1584)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は、鉱業、石油石炭の3業種(前引けは鉱業、石油石炭、パルプ紙の3業種)にとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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