【引け後のリリース】Jティッシュエンジの再生医療表皮が適応拡大の治験完了

引け後のリリース

 富士フイルムホールディングス(富士フイルムHD)<4901>(東1・売買単位100株)は8日の大引け後、同社グループのジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(Jティッシュエンジ)<7774>(JQG)が適応拡大を目指して実施していた再生医療等製品「自家培養表皮ジェイス(登録商標)」がこのたび治験を終え、今後、適応拡大の承認取得を進め、平成30年3月期の上市を目指すと発表した。

 発表によると、「自家培養表皮ジェイス」は、平成19年に重症熱傷を適応対象として製造販売承認を取得した。その後、ジェイスの先天性巨大色素性母斑への適応拡大を目指し、平成24年から独立行政法人国立成育医療研究センター等において実施されていた医師主導治験を、平成26年に継承し、企業主導治験として進めてきた。なお、ジェイスは、平成26年11月に先天性巨大色素性母斑の治療を目的とした希少疾病用再生医療等製品に指定されている。

 富士フイルムホールディングスの8日の株価終値は4548.0円(142.5円安)の3日続落となり、中国株の波乱によって全体相場が下げた際の安値4420.0円(8月25日)に続いて2番底を探る展開になった。

 一方、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングの終値は小反発の930円(1円高)となり、今回の下げ局面では、最初の安値910円(8月25日)に続いて2度目の安値906円(9月7日)をつけた可能性がうかがえる展開になっている。

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