ホンダとヤマト運輸、再エネ電力を活用した交換式バッテリー軽EVの実証へ

■太陽光発電と交換式バッテリーで効率的な集配業務を目指す

 ホンダ(本田技研工業)<7267>(東証プライム)とヤマトホールディングス<9064>(東証プライム)のヤマト運輸は、交換式バッテリーを用いた軽EVの集配業務における実証を2023年11月から開始すると発表した。交換式バッテリーの電力には再エネ電力を活用し、エネルギーマネジメントの実現に貢献するという。

 同実証には、交換式バッテリーであるモバイルパワーパック8本を搭載した電動パワーユニットで走行する、ホンダの軽EV「MEV-VAN Concept」を使用する。この車両は、日中に太陽光で発電した再エネ電力を充電した交換式バッテリーを使用することで、充電による待機時間の削減や電力使用ピークの緩和など、より効率的なエネルギーマネジメントの実現に貢献すると期待される。

 実証では、集配業務における実用性や車両性能、太陽光発電による再エネ電力の有効活用、交換式バッテリー運用における各種基礎データの取得・検証などを行う。開始時期は2023年11月で、実施場所は群馬県内である。また、同じく交換式バッテリーを用いた新型軽商用EV「N-VAN e:」も2024年春に発売予定であり、両社はサステナブルな物流の実現に向けた取り組みを進めている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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