■2025年からはテスラのスーパーチャージャーも利用可能に
トヨタ自動車<7203>(東証プライム)の北米事業体であるToyota Motor North America, Inc.(TMNA)は20日、テスラ社との合意により、2025年からバッテリーEV(BEV)に北米充電規格(NACS)を採用すると発表した。これにより、トヨタとレクサスの顧客は、北米全域で1万2000基以上のテスラのスーパーチャージャー(急速充電設備)を利用できるようになる。
■テスラのスーパーチャージャーがトヨタとレクサスにも対応
トヨタは、多様な選択肢を提供するという電動化戦略に則り、充電についても、それぞれの地域にあったサービスを提供している。現在、トヨタとレクサスの顧客は、アプリを通じてACレベル2やDC急速充電ステーション等の充電ネットワークへのアクセスがあるが、今回のNACS採用により、さらに多くの充電インフラが利用可能となる。
また、トヨタとレクサスは、2025年からトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ケンタッキー(TMMK)で生産予定の3列シートSUVを含む、一部のトヨタとレクサスのBEVにNACSポートを搭載する。さらに、CCS規格(Combined Charging System:コンボ)を搭載したトヨタ車とレクサス車を所有またはリースしている顧客には、2025年以降、NACS充電を可能にするアダプターも提供予定。これらの取り組みは、BEVユーザーの行動範囲拡大につながるとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)