【株式市場】前場の日経平均は252円安、食品株などは堅調で銀行・保険株は中盤から持ち直す

東京証券取引所

◆日経平均は3万1007円12銭(252円24銭安)、TOPIXは2246.23ポイント(9.42ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億1379万株、

 10月23日(月)前場の東京株式市場は、半導体関連株が朝から一進一退のまま前引けにかけて値を消した一方、銀行・保険株は中盤から持ち直して堅調になり、山崎パン<2212>(東証プライム)や東洋水産<2875>(東証プライム)などは次第高など、物色の焦点が複数ある相場になった。第一三共<4568>(東証プライム)は米社との提携が好感されて出直り拡大、資生堂<4911>(東証プライム)もしっかり。日経平均は午前9時半頃に下げ幅200円を超えたが持ち直し気味にもみ合い、前引け間際に急激に下げて252円安の安値引けとなった。

 物語コーポレーション<3097>(東証プライム)が目立って出直り、水戸証券による都市判断開始など材料視。ジンズホールディングス<3046>(東証プライム)はみずほ証券の投資判断や業績上振れ期待で活況高。大和自動車交通<9082>(東証スタンダード)は反落模様で始まったが切り返し強く引き続き「ライドシェア」関連で一段高。Delta-Fly Pharma<4598>(東証グロース)は第三者割当増資などによる資金調達が好感されて一時ストップ高。

 新規上場の売れるネット広告社<9235>(東証グロース)は初値837円(公開価格は910円)、前引けは818円。

 東証プライム市場の出来高概算は5億1379万株、売買代金は1兆3680億円。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は501銘柄、値下がり銘柄数は1099銘柄。(HC)

 東証33業種別指数は7業種が値上がりし、医薬品、水産農林、電力ガス、食料品、パルプ紙、化学、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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