モバイルファクトリーは急反発、「NauNau」の情報漏洩で下げたが自律反騰を期待

■ここ数日の例では第一三共の「倍返し」がイメージされ投機妙味

 モバイルファクトリー<3912>(東証プライム)は10月24日、取引開始後に12%高の750円(78円高)まで上げ、午前11時にかけても7%高の720円(48円高)前後で堅調に売買され、昨23日の16%安(130円安の672円)から一転、反発している。昨23日は、子会社が提供する位置情報サービス「NauNau」で一時200万人以上のユーザーの位置情報やチャットなどが外部から閲覧可能な状態が生じていたとの報道を受けて大きく下げたが、影響は限定的との見方が少なくないようだ。

 連結業績への影響は限定的との見方があるようで、業績に大きな影響がないとすれば、急激な下げの直後にみられる自律反騰が発生しやすいとみて下値を買う動きがあるもよう。自律反騰の場合は半値戻しや3分の2戻しが多いとされるが、ここ数日の例では第一三共<4568>(東証プライム)が下げ幅を埋めてさらに同じ幅の上げを演じる「倍返し」を示現したことなどを見て、さらなる反騰をイメージする様子もあるようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る