マーケットエンタープライズは後場一段と強含む、23日に大阪府和泉市と「おいくら」開始、導入自治体は全国71に

■これまで年1回だった個人投資家向け説明会を増やし認知拡大

 マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は10月24日、再び出直る相場となり、後場寄り後に一段と強含んで5%高の1370円(65円高)まで上げて上値を指向している。同社が運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築する自治体との連携事業が10月23日に大阪府和泉市(辻宏康市長)でスタートし、和泉市の「おいくら」サービス導入により、導入自治体は全国で71に達したことなどが注目され、買い材料視されている。和泉市では、この連携により廃棄物削減と循環型社会の形成をめざす。

 このところの株価は10月初旬に1456円まで上げて小休止となっているが、9月29日に開示した「上場維持基準の適合に向けた計画書(更新)」では、「機関投資家のみならず個人投資家とのコミュニケーションも重要課題の一つと捉え」、これまで年1回・不定期で開催していた個人投資家向け説明会について、第1四半期決算および第3四半期決算発表後にそれぞれ開催するとした。同社はネット型リユース事業を中心に、メディア事業、モバイル通信事業などを展開しており、「高く売れるドットコム」「おいくら」、中古農機具輸出などのネット型リユース事業のサービス利用者は延べ710万人を超えた。こうした事業展開と将来性が幅広い投資家に認知されるほど、株価への評価にもつながることになる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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