キッコーマンが日本デルモンテの生産体制を再編、長野工場での生産を終了し群馬工場に集約

キッコーマン

■社会構造などの変化に対応し国内調味料事業の生産体制を再構築

 キッコーマン<2801>(東証プライム)は10月25日の夕方、完全子会社・日本デルモンテ株式会社(群馬県沼田市)の生産体制再編を発表し、生産を行う2拠点(群馬工場:群馬県沼田市、長野工場:長野県千曲市)のうち長野工場における生産を終了し、群馬工場に集約するとした。

 長野工場での生産終了は2025年6月を予定し、長野工場の従業員については、日本デルモンテ他事業所への配置転換、キッコーマン国内グループ会社、および他事業者への再就職支援等を行い、雇用の確保に努める。

 キッコーマンでは、少子高齢化・単身世帯の増加などの社会構造の変化、ライフスタイルの変化、また、労働人口の減少が見込まれる中で、生産のあり方も変化していくものと思われる環境変化に対応し、2024年4月生産開始予定のキッコーマンフードテック株式会社の新工場建設をはじめ、国内調味料事業の生産体制の再構築を進めている。

 日本デルモンテは現在、群馬工場(群馬県沼田市)、長野工場(長野県千曲市)の2つの拠点で調味料及び飲料などの生産を行っているが、生産性のより一層の向上を果たすため、生産体制を見直し、長野工場における生産を終了し、群馬工場に集約することとした。

 群馬工場はトマト調味料を、長野工場は飲料を主な生産品目として生産を行っているが、群馬工場に新たに設備投資を行い、生産品目を集約することで、効率的な生産体制を構築する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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